年末年始をどこで過ごすか。私が選んだのはタンザニアでした。

サファリで年を越し、元日はンゴロンゴロで野生動物を眺める。そのあとはインド洋に浮かぶザンジバル島へ。そんな11日間の記録です。

6年以上前の旅ですが、世界の広さを一番強く感じた旅として今も鮮明に残っています。写真とともに振り返ります。

⚠️ この旅行は 2019年12月26日〜2020年1月5日のものです。料金・入園料・ビザ要件・運航路線などは変わっている可能性が高いので、実際に行かれる際は必ず最新情報をご確認ください。

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旅程のまとめ

日程 行き先
12/26〜28 上海・ドバイ・ナイロビ経由でアルーシャへ
12/29〜1/1 サファリ3泊4日(タランギレ→セレンゲティ→ンゴロンゴロ)
1/1〜1/4 ザンジバル島
1/5 ダルエスサラーム・ナイロビ経由で帰国

11日間で、費用は総額60万円程度でした(2019年当時)。


ナイロビでの丸一日

航空券は費用を優先して選び、上海・ドバイ・ナイロビを経由するルートになりました。

ナイロビでは乗り継ぎの都合で丸一日の滞在時間ができたので、市内観光にあてました。予定になかった街を歩けたのは、長い乗り継ぎの思わぬ収穫です。

アルーシャに着いたのは夜。ここがサファリの起点になります。


サファリ3泊4日|これが旅のすべてだった

サファリは現地のツアー会社に日本から事前予約し、現地で合流する形にしました。3泊4日で3つの国立公園・保全地域を巡るコースです。

タランギレ国立公園

初日に訪れたのがタランギレ国立公園。ゾウとバオバブの景観で知られる公園で、実際に象の群れが草を食む姿を間近で見られました。

タランギレ国立公園の草原で草を食む象の群れ

動物園のガラス越しではなく、同じ空間に野生動物がいる。この感覚は、最初の一頭でもう圧倒されます。

セレンゲティ国立公園

2日目に向かったのがセレンゲティ。名前だけは知っていましたが、実際に立つと地平線まで草原しかないスケールに言葉を失います。

セレンゲティ国立公園の入口にある看板。「Serengeti Shall Never Die」の文字

看板に刻まれた「Serengeti Shall Never Die」という言葉が、この土地に来ると腑に落ちます。

サファリの醍醐味は、何が見られるか分からないことです。決まったコースはなく、ガイドがその日の状況を見ながら草原を走り回って動物を探します。

アカシアの木の枝の上で寝そべるライオン

これは木の上で寝そべるライオン。枝の上でくつろぐ姿を見られたのは幸運でした。その日その時の運で見えるものが変わる。ここが観光地めぐりとの決定的な違いだと思います。

ンゴロンゴロ保全地域

大晦日の夜はンゴロンゴロに移動し、元日の朝6時台からクレーター内をめぐりました。

まずは縁から見下ろした景色がこちらです。

ンゴロンゴロの朝。太陽が昇り、眼下に広大な緑が広がる

ここは9つの火山が分布し、火口を含む一帯が世界遺産に登録されている地域です。カルデラがまるごと動物たちの生息地になっていて、縁から見下ろす景色そのものが絶景でした。

元日の朝にこの景色を見られたのは、忘れがたい体験になりました。


草原のテント泊が、何にも代えがたかった

サファリで動物の次に印象に残っているのが宿です。3泊はそれぞれ趣が違いました。

  1. 市内のキャンプ施設
  2. セレンゲティのロッジ
  3. 草原のテント

夜明け前のセレンゲティ。草原に建つロッジに灯りがともる

これはセレンゲティのロッジを朝6時過ぎに撮ったものです。見てのとおり、周囲に何もない草原に建物があるだけで、柵らしい柵もありません。

ロッジの内部。蚊帳付きのベッドが並ぶ

中はきちんとしたベッドが用意されていました。ただし、設備の良さと安心は別物です。

そして最後の一泊は、ロッジですらない草原のテントでした。

夜になると、野生動物の唸り声が聞こえてきます。すぐそこで、布や壁一枚を隔てた向こうで、何かが動いている。正直に言えば、死の恐怖のようなものを感じた夜でした。

それでも、あの緊張感を含めて忘れられない体験です。ホテルの快適な部屋では絶対に得られないものが、確かにありました。


ザンジバル島|サファリの後の休息

サファリを終えてキリマンジャロ空港から飛んだのが、インド洋に浮かぶザンジバル島です。

草原から一転、海とビーチ。同じ国とは思えない切り替わりでした。

ザンジバルの白いビーチを歩く牛の群れ

ビーチを牛の群れが歩いていく光景は、ここで見た中でもとくに印象的でした。リゾートのすぐ横に日常の生活があるのが、意外だったところです。

もちろん海でも泳ぎました。数日前まで草原で猛獣を探していたのに、今はインド洋に浮かんでいる。この落差こそが、サファリとザンジバルを組み合わせる面白さだと思います。

旅の終盤は、島の中心地ストーンタウンへ。

ストーンタウンの街並み。赤い屋根が連なり、その先に海が見える

石造りの建物が密集した独特の街並みで、草原のあととは何もかもが違いました。

サファリの宿はツアーに含まれていましたが、ザンジバルの滞在は自分で手配しています。ビーチ側とストーンタウン側で雰囲気がまったく違うので、日程に合わせて選ぶと良いと思います。


費用の内訳(2019年当時)

総額はおよそ60万円。覚えている範囲での内訳はこうです。

項目 金額の目安
航空券(往復) 約30万円
サファリツアー(3泊4日) 10万円強
その他(ザンジバル滞在・食事など) 残り

費用の半分が航空券でした。しかもこれは、費用を抑えるために経由を重ねるルートを選んだ結果の金額です。

逆に言えば、サファリツアー自体は10万円強。3泊4日で3つの公園を巡り、宿と食事とガイドが付いてこの金額なら、体験の濃さに対しては納得感がありました。

※あくまで2019年当時の記憶ベースの金額です。現在の相場は必ずご確認ください。


Tips|これから行く人へ

冒頭のとおり2019年当時の話なので、具体的な金額や条件は必ず最新のものを確認してください。そのうえで、今も変わらないであろう部分を書いておきます。

サファリツアーは日本から事前予約できる

私は現地のツアー会社を日本から予約し、現地で合流しました。到着後に探すより、日程が確定しているぶん安心です。

日程は「移動が長い」前提で組む

私は費用を優先して経由便を選んだので、往路だけで丸2日近くかかりました。安さと引き換えに時間を払う形になるので、乗り継ぎ地での滞在時間をどう使うかまで考えると、旅の満足度が変わります。

サファリの宿は「快適さ」だけで選ばない

草原の宿での夜は、快適さとは別の緊張感があります。そこも含めて体験だと思える人には、街のホテルより圧倒的に記憶に残るはずです。

年末年始は選択肢としてかなりアリ

大晦日をセレンゲティ、元日をンゴロンゴロで迎えるという年越しは、そうそう体験できるものではありません。長い休みが取りやすい時期でもあります。


まとめ

  • タンザニア11日間、費用は総額60万円程度。うち航空券が約30万円、サファリツアーが10万円強(2019年当時)
  • サファリは現地ツアーを日本から事前予約して現地合流。3泊4日でタランギレ・セレンゲティ・ンゴロンゴロを巡った
  • 見どころは動物だけでなく宿泊体験。草原の宿での一夜は唯一無二
  • 夜は野生動物の唸り声が聞こえる。設備の良さと安心は別物
  • サファリの後にザンジバル島で泳ぐ、という流れが良かった

これは2019年末〜2020年始の記録です。料金も条件も変わっているはずなので、行かれる際は最新情報をご確認ください。それでも、あの景色は今も変わらずそこにあるはずです。

なお当時はまだeSIMを使っていませんでしたが、いま同じルートで行くなら通信はeSIMを選びます。詳しくは海外旅行のeSIM比較記事にまとめています。