キーボードを買うとき、最初にぶつかるのが「US配列とJIS配列どっちにする?」問題ですよね。
配列は後から変えられないので、スイッチや打鍵感より先に決めるべき、いわばキーボード選びの最初の分岐点です。
私はG915XもREALFORCE R4もUS配列を選んできたUS配列派です。きっかけは「会社のPCがUS配列だった」という偶然で、こだわりは正直後付けですが、今では自分の意思でUSを選び続けています。
とはいえ、全員にUSをおすすめするつもりはありません。
この記事では、両者の具体的な違いと「あなたはどっちを選ぶべきか」の判断基準をまとめます。
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先に結論:迷ったらJIS、こだわる理由があるならUS
| あなたのタイプ | おすすめ |
|---|---|
| 日本語の文章入力がメイン | JIS配列 |
| プログラミング・記号入力が多い | US配列 |
| 会社PCなど複数の環境を行き来する | JIS配列 |
| ミニマルな見た目を重視 | US配列 |
JISは国内で買える機種が圧倒的に多く、日本語入力への配慮も手厚いです。「特にこだわりがないならJIS」が失敗しない選択だと思います。
そのうえで、USを選ぶ明確な理由がある人だけUSに進む。この順番で考えるのがおすすめです。
US配列とJIS配列の5つの違い
① Enterキーの形と距離
JISのEnterは縦長の大きな逆L字型。USのEnterは横長の1段です。
USはEnterまでの距離が近く、小指の移動が小さいのが利点です。JISの「大きくて押しやすい安心感」を好む人も多いですが、私はEnterが近いUSの方が好みです。
② 記号の配置
最大の実用差はここです。プログラミングでよく使う記号の位置が大きく違います。
- US配列は
=+;:'"などがShiftの有無で対になっていて規則的 - JIS配列は記号が独自の位置にあり、刻印どおりに打てる安心感がある
コードやMarkdownを書く人にUS派が多いのは、この規則性が理由です。逆に言うと、記号をあまり打たない人にはUSのメリットは小さくなります。
③ 日本語切替の方法
JISには「変換/無変換」(Macなら「英数/かな」)という日本語切替専用キーがあります。親指で直感的に切り替えられるのはJISの明確な強みです。
USにはこの専用キーがないため、切替はショートカットや設定でカバーします。
- Mac: 設定で「Caps Lockで入力ソースを切り替え」をオンにするのが定番
- Windows: IMEの設定で無変換/変換相当の動作を別キーに割り当てるか、
Alt + バッククォートで切替
ちなみに私はMacBookとWindows PCの2台持ちですが、REALFORCE R4本体にキーマップを2つ作り、接続先に合わせて切り替えて運用しています。キーボード側で差を吸収できると、OSごとの設定の悩みはかなり減ります。
④ 見た目(かな印字の有無)
US配列にはかな印字がなく、キーキャップがすっきりします。デスクの見た目を重視する人がUSを選ぶ理由の定番です。
実用差はゼロですが、毎日目に入る部分なので満足度への影響は侮れません。
⑤ 選択肢と入手性
国内販売はJISが主流です。機種によってはUS配列が国内でほぼ買えないことがあります。
実際、私がG915XのUS配列を入手したときはeBay経由でひと手間かかりました(詳細はレビュー記事に)。一方でREALFORCE R4やKeychronのように、国内でUS配列を普通に買えるブランドもあります。欲しい機種のUS展開を先に確認しておくと安心です。
こんな人はUS配列を検討する価値あり
- コード・Markdown・英文など記号と半角文字を打つ時間が長い人
- キーボードの見た目のミニマルさに価値を感じる人
- 使いたい機種のUS配列が入手できる人
逆に、日本語の文章入力が中心なら、JISのままで困ることはほぼありません。親指で押せる切替専用キーの直感性は、JISならではの強みです。
「今さら配列を変えたら混乱しそう」という不安については、私の実体験がひとつの答えになるかもしれません。私は今の会社に入ったタイミングでUS配列に切り替えましたが、日本語を打つこと自体はほとんど変わらないため、思ったほど困りませんでした。
大きく変わるのは記号の位置だけです。移行の壁は「記号に慣れるまで」と考えておけば十分だと思います。
US配列で買える定番機種
参考までに、私のメイン機と、比較検討でよく名前が挙がる機種の中からUS配列を国内で入手しやすいものを挙げておきます。
REALFORCE R4(R4HD21): 静電容量無接点のUS配列テンキーレス。現在の私のメイン機です。
Keychron K3 Max: ロープロファイルでUS/JIS両展開。カスタマイズ性重視ならこちら。
ロープロファイル機の比較はこちらの記事にまとめています。
まとめ
- 迷ったらJIS。国内の選択肢が多く、日本語切替キーの快適さは唯一無二
- 記号入力が多い・見た目重視・欲しい機種のUSが買えるならUS
- USの壁は日本語切替の再設定。設定さえ整えば、私は普段使いで困っていません
配列選びに「正解」はありませんが、自分の入力の中身(日本語が多いか、記号が多いか)で決めるのが一番後悔しない方法です。