旅行にカメラを3台持って行っています。
多すぎると思われるかもしれません。ただ、3台とも同じ旅行で使ってみて、役割が全く重ならないことがはっきりしました。
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冬のアイスランド10日間で、3台が撮ったものを全部数えました。この記事では、その数字をもとに使い分けを整理します。
3台の役割
| 機材 | 役割 |
|---|---|
| OM SYSTEM OM-3 | 写真 |
| DJI Osmo Pocket 3 | 構えて撮る動画 |
| Insta360 GO Ultra | 首から下げて撮りっぱなし |
この分け方が言葉だけだと伝わりにくいので、1枚の写真から始めます。

これはGO Ultraが撮っていた映像の1コマです。写っているのは、OM-3を構えている自分の手でした。
写真を撮ることに集中している間も、首から下げたGO Ultraは勝手に回り続けています。この絵は1台では成立しません。 3台持つ意味が一番よく出ているカットだと思います。
同じ旅行で、撮れた量がこれだけ違った
アイスランドの10日間で3台が記録したものを、全ファイル数えた結果です。
| 機材 | 撮れた量 |
|---|---|
| OM-3 | 2075枚(写真) |
| Osmo Pocket 3 | 345本 / 308分(動画) |
| GO Ultra | 97本 / 677分(動画) |
動画2台の差が特徴的でした。
| 機材 | 本数 | 合計 | 1本の中央値 |
|---|---|---|---|
| Osmo Pocket 3 | 345本 | 308分 | 30秒 |
| GO Ultra | 97本 | 677分 | 242秒(約4分) |
GO Ultraは本数が3分の1以下なのに、撮れ高は2倍以上あります。
理由は撮り方です。Osmo Pocket 3は撮りたいものを見つけて構え、撮り終えたら止めるので1本30秒。GO Ultraは首から下げたまま回しっぱなしなので1本4分になります。
ここに、3台を分ける軸が出ています。
分ける軸は「どれだけ手をかけるか」
3台は性能で並んでいるのではなく、撮影者の関与の度合いで並んでいます。
| 関与 | 機材 | やること |
|---|---|---|
| 大 | OM-3 | 止まる・構える・設定する |
| 中 | Osmo Pocket 3 | 歩きながら向ける |
| 小 | GO Ultra | 何もしない |
そして面白いのは、一番手をかけない機材が、一番長い記録を残すことです。GO Ultraの677分は3台で最長でした。
逆に言えば、手をかけた分だけ「選ばれた1枚」になるということでもあります。
OM-3|止まって撮る

これはOM-3です。夕暮れの斜光が数分で消えていく場面で、止まって構えて撮っています。
Osmo Pocket 3|歩きながら向ける

こちらはOsmo Pocket 3の映像から切り出した1コマ。歩きながら片手で撮っています。三脚もジンバルも持っていません。
GO Ultra|何もしない

GO Ultraはこれです。自分の両腕が写り込んでいます。 構図を作っていないので当然ですが、そのぶん「そのとき自分が何を見ていたか」がそのまま残ります。
スペックを並べる
| 項目 | OM-3 | Osmo Pocket 3 | GO Ultra |
|---|---|---|---|
| 購入年 | 2025年 | 2025年 | 2025年 |
| 重さ | 496g | 179g | 52.9g |
| 防水 | IP53 | 記載なし | IPX8 |
重さはボディ単体の比較ではありません。OM-3は公式仕様の「電池・カード込み496g」、GO Ultraは国内正規代理店の仕様のカメラ本体52.9g(アクションポッドは別に108.5g)です。
防水性能は差が大きい部分です。
- GO Ultraはカメラ本体がIPX8(水深10m)。温泉に浸かりながらでも使えました
- OM-3はIP53。3は散水等級なので、雨は平気だが水没は不可です
- Osmo Pocket 3はDJI公式の仕様に防水等級の記載がありません
価格はいずれも2025年に購入し、Osmo Pocket 3とGO Ultraが6万円強でした。OM-3はオープン価格で、定価で購入しています。
どれか1台を選ぶなら
3台とも買う必要はないと思います。何が残ってほしいかで決まります。
写真が残ればいい人 → OM-3
止まって構える手間を惜しまないなら、これが一番「選ばれた1枚」になります。悪天候でも持ち出せるIP53も効きます。
一方で496gあり、動画は他の2台に任せています。
動画が欲しい人 → Osmo Pocket 3
三脚もジンバルも持たずに、歩きながら動画が撮れます。 3軸ジンバルが本体と一体なので、セットアップも要りません。
ただし構える必要はあります。撮ろうと思わなければ何も残りません。
撮る余裕がない旅 → GO Ultra
首から下げておくだけなので、撮影のことを忘れていても記録が残ります。52.9gと軽く、下げっぱなしでも邪魔になりません。
代わりに画質はOsmo Pocket 3に見劣りします。そして後述のとおり、撮った後の負担が大きいです。
3台持ちの落とし穴は「撮った後」
正直に書いておきます。この旅行で撮ったものを、私は全部見返せていません。
- OM-3: 2075枚
- Osmo Pocket 3: 308分
- GO Ultra: 677分
動画だけで約16時間あります。まともに確認するだけで2日仕事です。
撮ること自体は3台とも簡単でした。台数を増やすほど増えるのは撮影の手間ではなく、選別の手間です。ここを機械に任せる前提がないと、素材は貯まる一方になります。
「たくさん撮れる」と「撮ったものを使える」は別問題です。 台数を増やすなら、ここまで含めて考えたほうがいいと思います。
まとめ
- 3台は性能ではなく関与の度合いで分かれている(構える → 向ける → 何もしない)
- アイスランド10日間の実績は OM-3 2075枚 / Osmo Pocket 3 345本308分 / GO Ultra 97本677分
- 一番手をかけないGO Ultraが、一番長い記録を残した
- 動画2台は1本の中央値が30秒 vs 約4分。撮り方がそのまま出る
- 防水は GO Ultra(IPX8)> OM-3(IP53)> Osmo Pocket 3(記載なし)
- 重さは GO Ultra 52.9g < Osmo Pocket 3 179g < OM-3 496g
- 落とし穴は撮った後。3台で動画16時間ぶんの選別が残る
それぞれの詳細は個別記事にまとめています。
- OM SYSTEM OM-3のレビュー — 2045枚の撮影データを集計した話
- DJI Osmo Pocket 3のレビュー — 三脚なしで撮った動画つき
- Insta360 GO Ultraのレビュー — 首から下げて11時間
旅程そのものは冬のアイスランド旅行記にあります。